音鑑主催事業案内・報告

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2023(令和5)年度 音楽鑑賞教育振興 助成研究募集 募集要項

公益財団法人音楽鑑賞振興財団(音鑑)では、音楽鑑賞の文化の発展を願って、研究事業や助成事業を実施しています。

その一環としての助成研究募集事業は、有益な音楽鑑賞教育の研究が推進されることを願い実施しています。小学校・中学校・高等学校の音楽科教育に携わる教員や、大学教員・大学院学生を対象に、音楽科教育に資する実践的な研究計画を募集し、入選者に助成します。

募集内容

鑑賞領域の学びを中心とした、音楽科教育に資する実践的な研究

(例)学習指導要領にもとづく鑑賞の指導と評価の研究/表現と鑑賞の関連についての研究/ICTを活用した鑑賞の授業の研究/教材の研究/資質・能力の育成についての研究/「主体的・対話的で深い学び」についての研究/「我が国や郷土の音楽」に関する学習についての研究/これらの内容を関わらせた研究 など

募集対象

  1. 小学校、中学校、高等学校に勤務する教員個人
  2. 複数の教員や、大学教員・大学院学生などによる研究グループ
    (各地の音楽教育研究団体による研究、任意のグループによる研究など。)

※1、2ともに、研究期間は小学校・中学校・高等学校での授業実践が可能なこと。

応募方法・提出物

 7月3日(月)から応募受付を開始します。締め切りが2段階になっていますのでご注意ください。

①応募用紙締切
7月31日(月)
(必着)

下記応募用紙をダウンロード・プリントアウトし、記入・押印の上、7月31日(月)(必着)までに、音鑑宛に郵送してください。

応募用紙(募集対象1:個人応募)(PDF:0.2MB)
応募用紙(募集対象2:グループ応募)(PDF:0.2MB)

  • ※応募者所属校および実践を行う学校の学校長の事前承認を得た上でお送りください。
②その他提出物締切
9月29日(金)
(必着)

下記の書類の書式ファイルをダウンロード・入力し、9月29日(金)(必着)までに、音鑑宛に電子メール添付でお送りください。

  • 研究計画書
    研究テーマ設定の趣旨、研究内容、研究方法、研究スケジュール等をまとめたもの。
  • ※5000~6000字程度にまとめてください。
  • ※研究内容は未発表のものに限ります。
  • ※図表や映像・音声などの資料は添付できません。必要な場合は本文に含めてください。
  • 研究推進に必要な予算書
  • ※助成金額の上限は税込50万円です。
  • (個人応募の場合)応募者概要(①または②または両方でも可)
    ①応募者の研究歴
    ②関心をもって取り組んでいる授業内容や指導内容についてまとめたもの。
  • (グループ応募の場合)研究グループ概要

《書式ファイルダウンロード》
書式ファイル(Word)
書式ファイル(一太郎)

応募の送付先

〒157-0076 東京都世田谷区岡本2-32-15 松本記念音楽迎賓館
公益財団法人音楽鑑賞振興財団 助成研究募集係

審査基準

次の①から④を満たす研究計画である。

① 鑑賞領域の学びを中心としている
② これからの音楽科教育に資する内容である
③ 授業実践による検証を伴った研究である
④ 研究の成果が、音楽科教育において広く普及することが見通せるものである

入選数・助成金額

入選数:2件を上限とする
助成金:1件につき最大50万円(税込)
選考委員会において、提出された予算書に基づき金額を決定します。

  • ※発表後、万一入選した研究計画書がすでに発表された論文等に酷似している場合や、不正な点などが認められた場合、入選を取り消すことがあります。
  • ※入選した研究計画書は、音鑑を通して出版・発表するものとし、応募原稿・資料は返却しません。
  • ※助成金は入選者個人または入選グループの口座に支給します。

入選発表

入選発表は2023年12月1日(金)にONKANウェブネットで行います。

入選した研究計画書は、音鑑が刊行する季刊「音楽鑑賞教育」Vol.57〔2024年4月1日発行〕に掲載します。

研究成果の報告

入選者は次のとおりに研究成果を報告することとします。

  • 2025年1月末までに中間報告書を提出し、研究の方向性について音鑑の委託する研究者による指導助言を受けていただきます。
  • 2026年1月末までに最終報告書(論文形式)を提出していただきます。
  • その他、半年に1回程度、進捗状況の報告会をオンラインで行う予定です(資料の提出は不要)。

研究成果の発表

研究成果が音楽科教育に資するものであり広く普及するものであると認められる場合、出版及び音鑑主催講習会にて発表していただくことを予定しています。

研究成果の発表・出版の権利は原則として音鑑に帰属するものとします。

過去の入選計画は、こちらをご覧ください

2022年度入選
  • 広島大学附属三原中学校教諭 井上翔太
    探究的に音楽を鑑賞し、質的な深まりと自分なりの価値を見いだす授業の研究
    ~多様な対話を通して~ PDF(1.3MB)
2021年度入選
  • 長崎教科教育研究会モデラート
    鑑賞力を高める指導法研究
    ――音楽を鑑賞することと物語文を読むことの共通点に着目して――
    PDF(0.4MB)
2020年度入選
  • 八戸市中学校郷土の音楽の授業研究会
    生活や社会の中の音楽・音楽文化と豊かに関わる資質・能力の育成
    ~「八戸三社大祭」を中心とする郷土の音楽を教材とした鑑賞指導と教材開発~
  • 長崎大学教育学部附属中学校教諭 力田和歌子
    曲想や音楽の構造を感受し、言葉で表せる生徒の育成を目指して
    ~生徒がわかる、書ける、語らう音楽授業の展開~
    PDF(0.8MB)

選考委員・主催・後援

選考委員
(五十音順)
河野正幸 元聖徳大学教授
嶋 英治 元福島大学特任教授
辻村哲夫 選考委員長/元文部省初等中等教育局局長/音鑑常務理事
主催 公益財団法人音楽鑑賞振興財団
後援
全国都道府県教育長協議会/全日本音楽教育研究会/全国連合小学校長会/全日本中学校長会/全国高等学校長協会/一般財団法人日本私学教育研究所

(敬称略)

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