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音鑑・冬の勉強会2017 報告

講習会名称 音鑑・冬の勉強会2017 「よりよい授業を求めて」
開催期間 2017年12月26日(火)~27日(水)
会場 国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)
教員免許状更新講習 選択領域12時間 認定

12月26日(火) 1日目

 午前は、冬の勉強会のテーマになっています「よりよい授業を求めて」を演題に、藤沢章彦音鑑理事からお話がありました。次に、新しい学習指導要領の改訂のポイントについて、小学校の内容を中心に文部科学省教科調査官の津田正之先生にご講演いただきました。
 午後の江田司先生のワークショップでは、実際に体を動かすことで、音源による演奏の違いを体感し、教材楽曲の魅力にせまることができました。千葉優子先生の講演では、箏曲の歴史を中心に、専門的なお話もうかがいました。

研修内容
  • 講演「よりよい授業を求めて」
  • 講演「学習指導要領改訂のポイント 小学校」
  • お話とワークショップ「教材研究の仕方について」
  • 講演「箏曲の歴史と魅力」
講師 藤沢章彦(東京女子体育大学講師/音鑑理事)
津田正之(国立教育政策研究所教育課程調査官/文部科学省教科調査官)
江田 司(名古屋学院大学准教授)
千葉優子(宮城道雄記念館資料室長)
講演「よりよい授業を求めて」


「オノマトペ」を例にお話しする藤沢章彦理事。
オノマトペは擬声語、擬態語の総称で、
音からくる印象でその様子や状態を表しています。

講演「学習指導要領改訂のポイント 小学校」


新学習指導要領について、現行の学習指導要領と比較しながら、
改訂のポイントをわかりやすくお話しくださる津田正之先生。
各教科で育成すべき資質・能力は、3つの柱で整理されました。

お話とワークショップ「教材研究の仕方について」


(左)江田司先生は1つの楽曲の教材研究のために何十時間も繰り返して聴くそうです。
(右)『ブラジル』の音楽に合わせて歩いてみました。
音源が変わると、歩く速度や歩き方が変わり、音楽の感じ方も変わることがわかりました。

講演「箏曲の歴史と魅力」


千葉優子先生は、箏の伝来から歴史をたどるなかで、
『六段の調』の位置づけ、『春の海』の革新性について
お話しくださいました。

〈アンケートから〉
  • オノマトペのお話が勉強になりました。シンバルの音を表現するにも「ガッシャーン」なのか「ジャーン」なのか、少しの違いで感じ方が全然違って、子どもの言葉1つひとつに敏感になっていこうと思いました。
  • まさに求めていた内容。鑑賞における “深い学び” とは何なのか。それは自身の教材研究の仕方にあったということ。どうすれば子どもたちが “対話的” になるかということを体感できた。
  • 体を使いながら鑑賞活動に取り組み、聴き方が変わる体験ができました。

12月27日(水) 2日目

 午前は、音楽科と生活や社会との関わりについて原口直先生の実践発表を聞き、多くのヒントを得ることができました。そして、前日に続き、新しい学習指導要領の改訂のポイントについて文部科学省教科調査官の臼井学先生からお話をうかがいました。2日間連続の新学習指導要領についての講演を通して、その内容をより深く理解することができました。
 午後は、郷土の音楽について、音鑑研究委員から事例開発のねらいなどの説明があり、ワークショップでは実際に事例を体験しました。

研修内容
  • 実践発表「音楽科と生活や社会との関わりについて」
  • 講演「学習指導要領改訂のポイント 中学校」
  • 分科会ワークショップ「郷土の音楽」鑑賞指導
講師 藤沢章彦 (文教大学講師/音鑑理事)
臼井 学 (国立教育政策研究所教育課程調査官/文部科学省教科調査官)
音鑑研究委員:
河崎秋彦 (茨城県取手市立取手小学校教諭)
館 雅之 (神奈川県横浜市立高田東小学校校長)
萬  司 (拓殖大学北海道短期大学教授)
石井ゆきこ(東京都港区立芝小学校主任教諭)
梅宮真里 (福島大学附属小学校教諭)
熊倉佐和子(東京都練馬区立関町北小学校主幹教諭)
安部文江 (長野県御代田町立御代田中学校教諭)
勝山幸子 (東京都港区立六本木中学校主任教諭)
菅原吏枝子(宮城県気仙沼市立鹿折中学校教諭)
高道有美子(東京都八王子市立打越中学校主任教諭)
発表 原口 直 (東京学芸大学附属世田谷中学校教諭)
実践発表「音楽科と生活や社会との関わりについて」


原口直先生には、生活や社会と音楽科の関わりについて、知的財産権(著作権)などに焦点をあて、
生徒の身近なことから迫ることで興味をもたせたり、生徒自身が何をすべきかを考えさせたりするなど、
日ごろの実践を発表していただきました。

講演「学習指導要領改訂のポイント 中学校」


「新学習指導要領を理解するには、現行の学習指導要領をきちんと理解していること大切」と
熱く語る臼井学先生。


現行の学習指導要領のポイントについて近くの人と意見交流。

分科会ワークショップ「郷土の音楽」鑑賞指導


「郷土の音楽」は変容し続ける音楽であることを理解することが教材研究の第一歩で、
それは社会の変化とも密接にかかわっていること、
その具体的な内容について研究委員から説明がありました。


小学校分科会「こきりこ」。
どんな風に工夫して『こきりこ』を歌うか隣の人と意見交流。


中学校分科会「ねぶた祭の音楽」。
ラッセーラーの掛け声とともにハネトの体験。

〈アンケートから〉
  • 音楽の授業で学んだことがこれから生徒の生活にどう生かしていけるのか、うまく説明できなかったので、とても勉強になりました。
  • 教科調査官の先生の言葉の中に重要なポイントがいくつもあるなと思いながら聞きました。「子どもが考えられるような学習ができるように」ということを胸に留めていきたいと思います。
  • 郷土の音楽はどのように教えれば良いのか全くわからずだったので、早速事例集を購入し、授業をしてみたいと思いました。
  • 苦手……と感じていた郷土の音楽が、親しみやすく思えました。授業で取り上げてみたい!! また、自分の地域にも目を向け、教材開発ができたらなぁと思いました。

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