音鑑主催事業案内・報告

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音鑑・冬の勉強会2015報告 〔教員免許更新講習(選択領域12時間)認定〕
「よりよい授業をもとめて」

平成27年12月26日(土)~27日(日)、「音鑑・冬の勉強会2015」を開催しました。多くの先生方にご参加いただき、ありがとうございました。

〈アンケートから〉

  • 今までは、郷土の音楽は範囲が広いため、何をどう取り上げたらよいのかわかりませんでしたが、その指導についてのヒントをたくさんいただいた。
  • 我が国の音楽の指導から社会と関連付けて価値づけする、ということを改めて学びました。
  • 生徒が主観的にとらえたものの客観的事実を対話や指導でとらえていくというのは、とてもよい方法だと思いました。
  • 音楽によって心を動く瞬間をつくること、子どもの言葉を音楽の言葉にすることの大切さについてよく理解できました。

日時・会場・時程

【日時】平成27年12月26日(土)~27日(日)
【会場】国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)
【時程】こちらのスケジュールをご覧ください。pdf(PDF:116KB)

内容

I 講演「よりよい授業を求めて」

 勉強会2日間のプログラム意図とともに、「我が国や郷土の伝統音楽の指導」について、4つの視点で話されました。

  • 我が国や郷土の伝統音楽の範疇
  • 導入のためのいくつかの問題
  • どうスタートさせ、目標をどこに置くか
  • 学校での音楽教育として

藤沢章彦(文教大学講師・音鑑理事)

II 講演「地域の音楽の魅力を知ろう」

 地域の音楽、郷土の音楽(祭りの音楽・民謡)の概観が話されたのち、地域で異なる音色、旋律、テンポ感、音域について、映像資料などを提示しながら話されました。地域で創案されたユニークな楽器については、実物をお持ちいただき、実際に音を聞かせていただきました。
 さらに、「地域の音楽の何を教えるか」については、「地物音楽の『めいめい』を尊重しよう」など、興味深いお話を伺いました。

茂手木潔子(聖徳大学音楽学部教授)

III ワークショップへの基調提案

 ワークショップ「指導と評価から考える『よりよい授業』」に向けて、音鑑研究委員会でのこれまでのまとめを次の2つの視点で提案しました。

(1)鑑賞の授業を構築するために

  • 鑑賞領域の指導事項と〔共通事項〕
  • 学習評価について
  • チェック&フォローアップ

(2)我が国や郷土の伝統音楽を取り扱う授業実践に向けて

  • 学習指導要領の内容
  • 教材選択の観点

館 雅之(神奈川県横浜市立高田東小学校校長)
萬  司(北海道札幌市立柏丘中学校主幹教諭)

IV ワークショップ「指導と評価から考える『よりよい授業』」
ワークショップの概要
  • 〔共通事項〕を窓口にした楽曲分析の実際
  • 授業場面における評価と支援(チェック&フォローアップ)の工夫の検討
《小学校》

『春の海』を教材として、〔共通事項〕を窓口に教材研究したり、評価の考え方と実際の支援の方法などを考えました。
石井ゆきこ(東京都港区立芝小学校主任教諭)
梅宮真里 (福島大学附属小学校教諭)
河崎秋彦 (茨城県取手市立取手小学校教諭)
熊倉佐和子(東京都練馬区立関町北小学校主幹教諭)
館 雅之 (神奈川県横浜市立高田東小学校校長)

《中学校》

『六段の調』を教材として、〔共通事項〕を窓口に教材研究したり、題材の評価規準の設定や支援について考えました。
安部文江 (長野県御代田町立御代田中学校教諭)
長者久保希史子(青森県八戸市立三条中学校教諭)
萬  司 (北海道札幌市立柏丘中学校主幹教諭)

V 助成研究発表「楽曲の特徴や演奏のよさを感じ取るための対話を取り入れた音楽鑑賞授業の工夫」

 平成24年度 第45回 音楽鑑賞教育振興 論文・作文募集 研究助成の部に入選された広島音楽鑑賞授業研究会が、2年間の研究成果を発表しました。

  • 育てたい資質・能力・態度について
  • 授業づくりの要素について
  • 対話型美術鑑賞の音楽科鑑賞授業への援用
  • 対話を取り入れた授業から見えてきたこと

が主な発表内容です。

発表:森保尚美(広島音楽鑑賞授業研究会/広島女学院大学准教授)
講評:藤沢章彦(文教大学講師・音鑑理事)

VI 講演「音楽の授業のさらなる充実 ~今後の動向を見据えて」

指導の充実のために、

  • 音楽科の目標と能力の関係
  • 音や音楽によって「心が動く」瞬間
  • 学年間・校種間の連続性や系統性を踏まえた授業実践
  • 我が国や郷土の伝統音楽を扱うこと
  • 〔共通事項〕の本来の趣旨を生かした授業
  • 今後の動向

について、分かりやすく、具体的にお話しくださいました。

臼井 学(文部科学省教科調査官)

VII 音楽講座「我が国の郷土の音楽 ~お囃子」

我が国の郷土の音楽の中から、お囃子(神田囃子)を取り上げ、

  • 囃子の歴史(神田囃子の由来など)
  • 神田囃子の演奏スタイル(使用する楽器など)

について、お話しいただいた後、ワークショップでは実際に楽器に触れました。

  • ワークショップ(締太鼓、大胴、四助に分かれて体験)

お囃子の演奏としては、「神田囃子(素囃子)」「寿獅子」が披露されました。

神田囃子保存会

予告 「音鑑・冬の勉強会2016」開催!

平成28年12月27日(火)~28日(水)に開催します。
10月17日からお申し込みを受け付けます。
ONKANウェブネット、メールマガジン等でお知らせします。
オリンピックセンターでの宿泊が可能です(先着順)。

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