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2011年 第9回 新・冬の勉強会 報告

 2011年度第9回「新・冬の勉強会」を平成23年12月26日から27日に開催し、155名の先生方にご参加いただきました。ありがとうございました。この勉強会は、教員免許更新講習に認定されています。

 テーマは2つ。

  1. 学習評価について
  2. 鑑賞領域の指導について
○アンケートから
  • 日頃悩んでいた評価や鑑賞の指導について解決でき、とてもよかった。
  • 題材の目標と評価の関連、何をどのように評価していくのかがよく分かった。
  • 具体的な実践に基づく提案やワークショップは、授業を考えていく上で非常に参考になったし、すぐに実践してみたくなった。
  • 鑑賞指導で何を目指して指導すればよいかよくわかった。
  • 尺八の音の美しさ、豊かな表現を改めて感じた。もっと勉強し、指導していきたいと思った。


音楽講座「尺八」の演奏から

日時 平成23年12月26日~27日
会場 国立オリンピック記念青少年総合センター
スケジュール スケジュールpdf(PDF:126KB)

(以下敬称略)

内容

Ⅰ 基調講演「音楽科の指導と評価」

津田正之(文部科学省教科調査官)

 新学習指導要領の内容と学習評価について、具体的な事例を交えてお話くださいました。

Ⅱ 提案「鑑賞の指導と学習評価の実際」

江田司(和歌山大学教育学部附属小学校教諭)/石井ゆきこ(東京都荒川区立尾久第六小学校主任教諭)/勝山幸子(東京都東村山市立東村山第四中学校主任教諭)
助言:津田正之(文部科学省教科調査官)

 音鑑発行の新刊書籍「よくわかる! 鑑賞領域の指導と評価 体験してみよう!実践してみよう! これからの鑑賞の授業」をテキストに、鑑賞の指導と学習評価の考え方・方法を具体的な事例を使って提案しました。
 まず最初に、江田司先生から、新しい学習指導要領がめざす鑑賞指導、新しい学習評価について、本書の編集意図とかかわらせながら説明しました。
 小学校の学習評価については、石井ゆきこ先生から、《題材「がっきとなかよしになろう」第1学年 主な教材:『雷と稲妻』》の実践を使って、指導の手立てと評価の方法・内容について提案しました。ここでは、「言葉で表すなど」の活動と評価の方法や内容にも関連付けた実践の報告がありました。
 中学校の学習評価については、勝山幸子先生から、《題材「詩、歌、伴奏の結び付きを感じ取って聴こう」第1学年 教材:『魔王』》《題材「箏曲の魅力を味わおう」第1学年 主な教材:『六段の調』》の実践を使って、指導の手立てと評価の方法・内容について提案しました。ここでは、「言葉で説明する」「根拠をもって批評する」などの活動と評価の方法や内容にも関連付けた実践の報告がありました。
 最後に、以上の提案について、教科調査官の津田正之先生から助言をいただきました。

Ⅲ 音楽講座 尺八「今、見直したい日本の伝統~音楽から探る伝統そして未来」

藤原道山(尺八)/SINSKE(マリンバ)

 尺八という楽器、尺八音楽の聴きどころや西洋音楽とは異なる我が国の音楽の捉え方について、ときどき演奏を交えながらお話いただきました。
 演奏では、古典本曲から『鶴の巣籠』、マリンバ奏者SINSKEさんとのコラボレーションで、宮城道雄作曲『春の海』、ラヴェル作曲『ボレロ』、藤原道山さん、SINSKEさんそれぞれのオリジナル曲が披露されました。

Ⅳ 講演「鑑賞指導の質的な充実を目指して」

大熊信彦(文部科学省教科調査官)

 これからの鑑賞指導のあり方について、また、学校における音楽科教育の意味についてお話ししてくださいました。

Ⅴ ワークショップ「鑑賞領域の指導」

 鑑賞の指導事項の内容と〔共通事項〕の扱い方などを含め、授業展開について具体的に考えることが主な内容です。実際に音楽を聴きながら教材研究をしたり、どのように授業に組立てていくか考えたりしながら進めました。
 下記のテーマについて4会場で2回行い、参加者の皆さんには校種を選択し2コマ参加していただきました。

小学校 A:曲想(曲の気分)とその変化などを感じ取る学習

江田司(和歌山大学教育学部附属小学校教諭)

 『人形のゆめと目覚め』などを教材として、曲の気分とその変化などを感じ取るとはどのような学習かについて、授業展開の方法などを考えました。

小学校 B:楽曲の構造を理解して聴く学習

石井ゆきこ(東京都荒川区立尾久第六小学校主任教諭)

 『威風堂々』などを教材として、楽曲の構造を理解して聴くとはどのような学習かについて、グループディスカッションをしながら授業展開と評価の視点で考えました。

中学校 C:音楽の特徴とその背景となる文化・歴史などに注目して鑑賞する学習

萬司(北海道札幌市立真駒内中学校教諭)

 『魔王』を教材として、音楽の特徴をとらえるとはどのような学習か、背景となる文化・歴史などにかかわらせて鑑賞するとはどのような学習かについて、授業展開と評価の視点で考えました。

中学校 D:音楽の多様性に着目して鑑賞する学習

長者久保希史子(青森県八戸市立三条中学校教諭)

 『六段の調』を含むアジアのコトの音楽を教材として、音楽の特徴をとらえ、音楽の多様性に着目して鑑賞するとはどのような学習かについて、グループディスカッションをしながら授業展開と評価の視点で考えました。

第9回「新・冬の勉強会」の提案、ワークショップの内容は音鑑発行の新刊書籍に掲載しています!
「よくわかる!鑑賞領域の指導と評価 体験してみよう!実践してみよう!これからの鑑賞の授業」
お申し込みは、上記書籍名をクリックしてください。

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