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2008年 第6回 新・冬の勉強会 報告

 2008年度 第6回「新・冬の勉強会」を平成20年12月25日から27日に開催しました。今回のテーマは2つ。

  1. 新学習指導要領を理解し、授業に実現していく方向性を探る。
  2. 音楽の楽しみ方を再発見する。
○アンケートから
  • 音楽の仕掛けが分かると、新たな音楽のおもしろさを発見できた。
  • すばらしく伸びやかな音と息のあったアンサンブルを堪能できて幸せでした。
  • 新学習指導要領の内容がよく理解できた。
  • 新学習指導要領を実現する授業の方向性が見えてきた。
  • 効果的に授業を進めるために授業支援ツールを取り入れていきたい。
  • 鑑賞指導法のコツがよく分かった。
  • どのように鑑賞指導を考え、実践していけばよいのかが分かった。


レクチャー&コンサートから

(以下敬称略)

日時 平成20年12月25日~27日
会場 国立オリンピック記念青少年総合センター(東京・代々木)
主題 これからの音楽科教育を考える
スケジュール

内容

Ⅰ レクチャー&コンサート「音楽の構造を探り、弦楽四重奏曲を楽しもう!」

お話:平井秀明(指揮者・作曲家)/演奏:田野倉雅秋、坂口弦太郎、西山健一、甲斐麻耶

 前半のお話は“楽曲の構造はどのようになっていて、各パート(楽器)がどのような役割を演じているか?”という内容を丁寧な説明と生演奏(分解演奏)で示し、『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』の秘密をどんどん解き明かしていきました。
 後半は、分解演奏にご協力いただいたカルテットの演奏です。曲目は、ドヴォルザーク作曲、弦楽四重奏曲ヘ長調作品96『アメリカ』。レクチャーで分かった各パートの役割を感じながら、何といっても楽器の音色の美しさ、溶け合う美しさ、演奏の迫力に圧倒されました。

Ⅱ 講演「新学習指導要領について」

大熊信彦(文部科学省教科調査官)

 新学習指導要領について、事例や現行の学習指導要領との対比を用いてお話くださいました。

Ⅲ 提案「授業実践のための新学習指導要領実現のポイント」

音鑑研究委員:川池聰、嶋英治、相澤宏一

 音鑑では、シリーズとして3冊を出版した研究委員会研究開発部会の研究の経緯から、新学習指導要領とその解説書を読み解いてきました。ここでは、その読み解いた結果から新学習指導要領を実践するためのポイントについて、特に〔共通事項〕に焦点を当て、そのとらえ方、小中9年間の連続性・発展性を提案しました。

Ⅳ 実践提案「新学習指導要領を見据えた音楽授業」

熱田庫康(埼玉県さいたま市立大宮南小学校教諭)/萬司(北海道札幌市立真駒内中学校教諭)

 現行の学習指導要領における授業実践を踏まえた上で、新学習指導要領の内容を取り入れて考えるとどうなるか、〔共通事項〕のとらえ方や「言葉で表す」活動のとらえ方等にも触れ、事例とともに提案してくださいました。

Ⅴ 提案「音楽科教育支援システムの活用」

音鑑研究委員:徳田崇

 音鑑では、昨年10月に指導計画作成から授業における資料提示までを展開できるツールを開発しました。これは、コンピュータのいろいろなデータやソフトウェア、CDやDVDの音源・映像資料をコントロールし、簡単に操作してプレゼンテーションできるツールです。特に、それらを用いて授業を展開する中で、書き込みや保存ができる機能が他にはない特徴です。授業を分かりやすく進めることができ、子どもたちの意見を反映させたり、前時の授業の内容を振り返ったりすることができるなど、さまざまな効果があります。ここでは、このツールを使った授業展開を模擬授業形式で提案していただきました。

Ⅵ 提案「鑑賞の指導法についての留意点」

音鑑研究委員:粟飯原喜男、中島寿、山崎正彦

 3つの分科会に分かれて行われました。指導のねらいが確実に子どもたち全員に身につき、それによって音楽のもっているおもしろさが感じ取れるように、「音楽、そこに鳴っている音そのもの」で指導を組み立てていくことが必要であること、そして、なぜ今その指導法が重要なのかを、新学習指導要領の趣旨にも関連付けて提案しました。
 具体的には、教材選択や教材の使用箇所などを吟味すること、発問の仕方・タイミング、聴かせ方を吟味することが必要であることを実際の事例を使って模擬授業形式も取り入れ、指導のコツを参加の先生方に実際に体験していただきました。

Ⅶ 講演「新学習指導要領の趣旨を生かした鑑賞指導の新たな地平を拓く」

高須一(文部科学省教科調査官)

 鑑賞指導の充実が謳われた新学習指導要領において、鑑賞指導をどのようにとらえ、どのような実践をしていったらよいか、その方向性をお話くださいました。

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