音鑑主催事業案内・報告

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平成27年 音鑑・夏の勉強会2015〈教員免許更新講習(選択18時間)認定〉が8月21日(金)~23日(日)に開催されました

 8月21日~23日の3日間の日程で、東京・二子玉川の松本記念音楽迎賓館で、「音鑑・夏の勉強会2015」が行われました。
 体験型の研修会として、1日目の音楽講座では、チェンバロやオルガンを弾いてみる体験。2日目・3日目の授業づくりの研修では、グループに分かれて実際に音楽を聴いて教材研究をしたり、題材構成を検討したり、具体的に指導の流れを考えていくなかで、指導と評価の両面から授業のあり方を考えました。

研修テーマ よりよい授業を求めて ~指導と評価のポイント~
日時 平成27年8月21日(金)~23日(日)
会場 松本記念音楽迎賓館
スケジュール スケジュールpdf(PDF:346KB)
受講者数 小学校教諭21名、中学校教諭11名、計32名
講師
(敬称略)
全体講師:藤沢章彦(文教大学講師、音鑑理事・研究主管)
講師:
大塚直哉 (東京藝術大学准教授)
館 雅之 (神奈川県横浜市立高田東小学校校長)
熊倉佐和子(東京都練馬区立関町北小学校主幹教諭)
石井ゆきこ(東京都港区立芝小学校主任教諭)
萬  司 (北海道札幌市立柏丘中学校教諭)
安部文江 (長野県御代田町立御代田中学校教諭)

内容

第1日
(1)音楽講座「バロック音楽の魅力」

 バロック音楽の魅力に迫るために、1. チェンバロを知ろう、2. パイプオルガンを知ろう、3. 古楽って?、の3つの柱で、講演・演奏・ワークショップを行いました。

第2日・第3日
(2)講義「音楽の学習のポイント ~研修にあたって」

 よりよい授業を考えるためのポイントについて、第2日・第3日の研修で何が重要となるかが話されました。
 1. 音楽学習のねらい  2. 音楽学習の内容  3. 比較(比べる)ということ  4. 教員の役割と研修

(3)講義「音楽鑑賞の指導と評価」

 学習指導要領の内容、学習評価の内容を当財団発行の「これからの鑑賞の授業」「これからの鑑賞の授業2」を使って確認・体験し、授業改善の視点について研修しました。

  • 指導と評価が一体となった授業展開のための教材研究の重要性。
  • 「チェック&フォローアップ」の考えを取り入れたきめこまやかな指導展開。
(4)グループ研修

 グループに別れ、鑑賞の授業の組立て方を研修しました。

  1. 指定された教材を聴いて(視聴して)、その教材性を〔共通事項〕を窓口に具体的にする。
  2. 指導事項とかかわらせながら、〔共通事項〕を絞り、題材の目標、題材の評価規準を検討し、授業展開(学習内容・学習活動)を考える。
  3. 授業展開のなかで子どもたちがつまずくであろう場面を想定し、そこでの見取りと支援(音鑑提案の「チェック&フォローアップ」)を考え、どの子どもにも学習の確実な定着があり、かつ成就感や意欲をもてるように検討する。

グループ 学年 指導内容 中心教材
A 小学校高学年 鑑賞領域の授業づくり 『春の海』(宮城道雄作曲)
B 小学校高学年 鑑賞と表現の関連を図った授業づくり 『春の海』(宮城道雄作曲)
C 中学校第1学年 鑑賞領域(指導事項ア)の授業づくり 『六段の調』(八橋検校作曲)
D 中学校第1学年 鑑賞と器楽の関連を図った授業づくり 『六段の調」(八橋検校作曲)
(4)研修のまとめ

 各グループから、それぞれのグループ研修の概要が報告され、全体講師の藤沢先生が2日間の研修内容をまとめ、その後もう一度グループに分かれて振り返りをしました。

参加者の声

第1日
  • 全員が本物のチェンバロ・パイプオルガンにふれることができ、貴重な体験をさせていただきました。
  • ふれてわかること、大切で、嬉しかったです。
  • 先生の歌うような話し方も心地よかったです。古楽への熱い想いとお考えが伝わってきました。
第2日・第3日
  • グループ活動での研修がとても良かったです。特に〔共通事項〕の洗い出しや1つひとつ講師の先生に分からないところを聴きながら授業を組み立てていく活動は、自分の生きた力になりました。
  • 楽曲分析をすることで、子どもたちに学ばせなければいけないことが自分の中で明確になるのを感じることができました。
  • 〔共通事項〕を支えとして鑑賞と表現の関連を図るということについて勉強になりました。
  • 学習内容、目標と、学習活動が常に一致していることの大切さを痛感いたしました。
  • 教材研究による〔共通事項〕の分析とその取り上げ方、授業の組み立て方が大変よく分かりました。教科書に載っているすべての鑑賞曲を本日の研修のようなかたちで勉強をしたいと思いました。
  • 授業の組み立てを見直すよい機会となり、生徒の興味関心を引きつける導入や、目標と評価が正合している中で、どのような活動をしようか等、非常に勉強になった。
  • B評価、A評価の文を書く宿題はとてもよく、文章を読み、――や~~で示していただけたことで、よりわかりやすかったです。この評価について、もっと勉強したいと思い、その文を生徒に書かせるための工夫がもっと必要だと感じた。
  • とても身になる研修でした。特に、県外の先生方との意見交換やグループ活動は、これまでと違った視点で話し合いができてうれしかったです。来年も参加したくなりました。

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