音鑑主催事業案内・報告

ONKANウェブネット > 音鑑主催事業案内・報告 > 平成26年 第7回・第8回 夏の勉強会 報告

平成26年 音鑑「夏の勉強会」〈教員免許更新講習(選択12時間)認定〉が7月26日(土)~27日(日)と8月23日(土)~24日(日)に開催されました

 平成26年7月(26日~27日)と8月(23日~24日)の2回、それぞれ2日間の日程で、東京・二子玉川の松本記念音楽迎賓館で、音鑑「夏の勉強会」が行なわれました。
 体験型のグループ研修として、実際に音楽を聴いて教材研究をしたり、題材構成を検討したり、具体的に授業展開を考えていく中で、指導と評価の両面から授業のあり方を考えました。

研修テーマ よりよい授業を求めて―鑑賞領域の指導と評価
~教科書に掲載されている教材をつかって~
日時 第7回:平成26年7月26日(土)~27日(日)
第8回:平成26年8月23日(土)~24日(日)
会場 松本記念音楽迎賓館
スケジュール スケジュールpdf(PDF:148KB)
受講者数 小学校教諭31名、中学校教諭18名、計49名
講師
助言者
(敬称略)
全体講師:藤沢章彦(文教大学講師、音鑑理事・研究主管)
助言者:
(第7回)
江田 司 (和歌山大学教育学部附属小学校教諭)
河崎秋彦 (茨城県つくば市立二の宮小学校教諭)
安部文江 (信州大学教育学部附属松本中学校教諭)
萬  司 (北海道札幌市立柏丘中学校教諭)
(第8回)
石井ゆきこ(東京都荒川区立尾久第六小学校主任教諭)
館 雅之 (神奈川県横浜市立高田東小学校副校長)
勝山幸子 (東京都港区立六本木中学校主任教諭)
長者久保希史子(青森県八戸市立三条中学校教諭)

内容

1. 講義「教育の過程 ―研修にあたって」

 ブルーナー著「教育の過程」を引きながら、よりよい授業を考えるためのポイントを3つ挙げ、この2日間の研修で何が重要となるかが話されました。
(1)学習内容の理解 (2)子どもの実態把握 (3)指導法の工夫(教材、学習活動など)

2. 講義「音楽鑑賞の指導と評価」

 学習指導要領の内容、学習評価の内容を音鑑発行の「これからの鑑賞の授業」「これからの鑑賞の授業2」を使って確認・体験し、授業改善の視点について研修しました。

  • 指導と評価が一体となった授業展開のための教材研究の重要性。
  • 指導(学習活動)と評価の見通し。
  • 「チェック&フォローアップ」の考えを取り入れたきめこまやかな指導展開。
3. グループ研修

 グループに別れ、鑑賞の授業の組み立て方を研修しました。

  1. 指定された教材を聴いて(視聴して)、その教材性を〔共通事項〕を窓口に具体的にする。
  2. 指導事項とかかわらせながら、〔共通事項〕を絞り、題材の目標、題材の評価規準を検討し、授業展開(学習内容・学習活動)を考える。
  3. 授業展開のなかで子どもたちがつまずくであろう場面を想定し、そこでの見取りと支援(音鑑提案の「チェック&フォローアップ」)を考え、どの子どもにも学習の確実な定着があり、かつ成就感や意欲をもてるように検討する。

第7回(7月)
グループ 学年 指導内容 中心教材
A 小学校低学年 強弱の移り変わりや拍の流れを感じ取って様子を思い浮かべて歌ったり、聴いたりする学習 トルコ行進曲
(ベートーベン作曲)
B 小学校高学年 曲想やその変化を感じ取って、表現の工夫をして歌ったり、想像豊かに聴いたりする学習 ハンガリー舞曲第5番
(ブラームス作曲)
C 中学校第2・3学年 歌舞伎「勧進帳」の音楽の特徴を物語の進行や舞台の表現と関連付けて鑑賞する学習 歌舞伎『勧進帳』
第8回(8月)
グループ 学年 指導内容 中心教材
A 中学校第2・3学年 歌舞伎「勧進帳」の音楽の特徴を物語の進行や舞台の表現と関連付けて鑑賞する学習 歌舞伎『勧進帳』
B 中学校第2・3学年 音楽を形づくっている要素や構造と曲想とのかかわり理解して、鑑賞する学習 ボレロ
(ラヴェル作曲)
C 小学校中学年 旋律の違いと反復、強弱の変化が生み出す楽曲の構造に気を付けて聴いたり、曲想表現を工夫したりする学習 トルコ行進曲
(ベートーベン作曲)
4. 研修のまとめ

 各グループから、それぞれのグループ研修の概要が報告され、全体講師の藤沢先生が2日間の研修内容をまとめました。

参加者の声

  • 〔共通事項〕を窓口に、ということが具体的にどのようにすればよいのか、授業の組み立て方から評価に至るまでみえてきました。
  • 具体的な授業の展開を通して、指導と評価について詳しく学ぶことができた。
  • 「どの子にも…」ということで、支援(フォローアップ)について、具体的なお話しが勉強になった。私も、表面だけでなく、子どもができなかった時の手立てをよく考えていきたい。

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