ONKANウェブネット > 音楽科教育とICT > ICT活用ノウハウ > Windows Media Player を使って音楽をパソコンに取り込もう
音楽科の授業では、CDを再生して子どもたちに音楽を聴かせる場面が頻繁にあります。パソコンを使ってCDを再生すると、教師がオーディオ装置まで往復することなく手元で操作できるために、子どもたちの集中を途切れさせないなど、さまざまな効果が期待できます。さらに、CDの音楽をあらかじめパソコンのハードディスクに取り込んでおくことで、CDの入れ替えなどの操作が不要になり、よりスムーズな授業を行うことが可能になります。
今回は、「Windows Media® Player」を使って、CDの音楽をパソコンに取り込む方法をご紹介します。
Windows Media Player を起動します。
Windows Media Player ONKANスキンをご利用の方は、画面右上、右から2番目の[スキンモード終了]ボタンをクリックして、スキンモードを終了しておきます。
まずは、CDを取り込むファイル形式を設定しましょう。タスクバーで何も表示されていない場所([プレイビュー]タブの左側の領域など)、または再生コントロールの左右の何も表示されていない場所を右クリックし、[ツール]→[オプション]をクリックします。
「オプション」画面が表示されます。[音楽の取り込み]タブをクリックし、「取り込みの設定」枠内の「形式」から「WAV(無損失)」を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
ここでは音質の劣化が無い「WAV(無損失)」形式を選択していますが、この形式はファイルサイズが大きくなってしまい、たくさんの音楽をパソコンに取り込むとハードディスク容量を圧迫する可能性があります。状況に応じて、「Windows Media オーディオ ロスレス」など他の形式もお試しください。
タスクバーから[取り込み]タブをクリックします。
パソコンのCDドライブに、CDを挿入します。画面に、CDのトラック(曲目)一覧が表示されます。
トラック一覧の左側にあるチェックボックスをクリックして、取り込むトラックのみにチェックが入るように設定します。ここではトラック1のみ取り込みます。
画面右下の[取り込み開始]ボタンをクリックすると、取り込みが始まります。取り込み中は、「取り込み状態」欄に進捗状況が表示されます。
取り込みに要する時間は、曲の長さ、パソコンの性能により大きく異なります。
取り込みが終了しましたら、CDをCDドライブから取り出しましょう。
パソコンをインターネットに接続している場合、CDをCDドライブに挿入すると、自動的に曲名などの情報を取得します。インターネットに接続していない場合や、何らかの原因で情報を取得できない場合は以下のメッセージが表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。
取り込んだ音楽を、音鑑「授業支援ツール」の教材ボックスに入れて、授業で子どもたちに提示することができます。
タスクバーから[ライブラリ]タブをクリックすると、先ほど取り込んだトラックが追加されています。トラックを右クリックし、[ファイルの場所を開く]をクリックすると、取り込んだWAVファイルが表示されます。
このWAVファイルを教材ボックスに入れます。
Windows Media Player は、CDを取り込むだけでなく、取り込んだ音楽の管理など、さまざまな活用が可能です。詳しくはヘルプをご覧ください。タスクバーで何も表示されていない場所、または再生コントロールの左右の何も表示されていない場所を右クリックし、[ ヘルプ] →[Windows Media Player ヘルプ]をクリックします。
Windows Media Player ONKANスキンをご利用の方は、タスクバーで何も表示されていない場所、または再生コントロールの左右の何も表示されていない場所を右クリックし、[表示]→[スキンモード]をクリックすると、ONKANスキン画面に戻すことができます。
CDの取り込みや、取り込んだ音楽の管理は、Windows Media Player 以外にもさまざまなソフトウェアが開発されています(例えばiPod®に音楽を取り込み際に使用する Apple 社製ソフトウェア「iTunes®」なども同様の機能をもっています)。一番使い慣れたソフトウェアをご利用ください。
※Windows Media 及び Windows は、米国 Microsoft Corporation の、
米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※iPod および iTunes は、米国および他の国々で登録された Apple Inc. の商標です。
林田壮平(音鑑事務局)