ONKANウェブネット > 音楽科教育とICT > ICT活用ノウハウ > 授業支援ツールで教材ファイルを提示しよう(1) 画像ファイル編
音鑑「授業支援ツール」を使って、画像ファイルなど教材ファイルを授業で提示する方法や、授業支援ツールをパソコン間で移動させる際の注意事項をご紹介します。
教材ボックスに取り込んだ画像ファイルは、ドラッグ&ドロップの簡単な操作で画面に提示することができます。
提示した画像ファイルをクリックして選択状態(水色の枠線で囲まれた状態)にすると、大きさを変えたり、回転させたり、複製したりすることができます。
提示した画像の位置や大きさは、[ページ]ボタンをクリックすると表示される「ページ一覧」画面にて、[上書き保存]ボタンをクリックすると保存されます。授業の前に準備して保存しておいたり、授業の最後に保存して振り返り学習に利用したりすることができます。
自宅や職員室のパソコンで授業支援ツールを準備し、音楽室のパソコンに移動して授業で使用する場合など、授業支援ツールの移動に際しては注意が必要です。
【注意1】教材ファイルは、class_tool.exe と同じフォルダ内に「コピー」または「移動」し、そのファイルを教材ボックスに取り込みましょう(詳しくはこちらをご覧ください)。
【注意2】授業支援ツールを移動する際は、class_tool.exe や教材ファイルの入っているフォルダごと、USBメモリなどを利用して移動しましょう。
豆知識:教材ファイルの位置について (パソコンに詳しい方はお読みください)
授業支援ツールは、教材ファイルを教材ボックスに取り込む際、class_tool.exe と同じフォルダ内のファイルの場所は「相対パス」で記憶します。相対パスとは、class_tool.exe を基準としたファイルの位置の表し方で、授業支援ツールをフォルダごと移動すればその位置関係は変わりません。
しかし、class_tool.exe と同じフォルダ内に存在しないファイルや、CD・DVDドライブ内のファイルの情報は「絶対パス」で記憶します。絶対パスとは「C:\Documents and Settings\user_name\デスクトップ」のように、パソコン内におけるファイルの位置を階層的に表しているもので、パソコンが変わるとそのパスが存在しないことがあるため、授業支援ツールに教材ファイルが表示されない原因となります。
林田壮平(音鑑事務局)